主な仕事は、発電所のメンテナンスです。発電所は、1年に1回、1基ずつ稼働を止めて定期検査を行います。作業の準備計画や工事関係書類の作成も私の仕事。一般的な点検以上にルールが厳しいため、より慎重に行います。
現場管理では、協力会社の作業員の方への指示・管理を行います。数ヶ月間スウェーデンに出張し、現地の原発をメンテナンスしたこともありますよ。
前職では車の営業を担当し、30代半ばで日建に中途入社しました。入社後に学んだことは、人の上に立つ難しさです。現場が始まれば、私の立場は「工事責任者」。協力会社の作業員の方の上に立ち、現場をうまく回すことを求められます。
年齢も、考え方も、性格も人それぞれ。そのなかでコミュニケーションの難しさに直面しつつも、自分なりの人との接し方を学び、実行できるようになりました。
向上心を持ち続けることです。10年以上のキャリアを積んだ今も、新しい知識を増やす必要性を感じます。私たちの仕事に、役割分担はあってないようなもの。例えば、配管工事、ポンプ、据付など、各担当者がいるわけではありません。
1人1人が基礎を理解したうえで、応用して作業するイメージです。最近はインターネットを使えば、すぐに知識は得られますが、技術は別の話。職人さんのようにはいきませんが、基礎知識を理解しておくことで話がしやすくなります。
庭の植木を剪定したり、芝を刈ったり、アガベなどの観葉植物を愛でたりと、自然に触れて癒されています。庭に椅子を置いて、休憩しながら作業をしたり、庭を眺めたりとのんびりした休日を過ごしています。
あとは、サウナも好きです。週に1〜2回、仕事の帰り道に立ち寄ります。おすすめは「濱の湯」です。
もうすぐ子どもが大学受験なので、私は新たなチャレンジを始めるというよりも、子どもが希望の進路に進めるよう、しっかり学費を稼ぎたいです。子どもが社会人になったら、それから自分や夫婦の第二の人生について考えたいですね。とにかく、今は頑張って働く時期です!
きっかけは、日建で働いていた知人から「いい会社だよ」と教えてもらったことです。私は若狭地区出身のため、原子力発電所が大きな産業であることは、よく知っていました。
そのなかでも日建は主軸となって工事・保守業務に係わっている企業。安心感があったことも大きいです。入社後も「安定した会社」「働いた分しっかり稼げる会社」というイメージは変わっていません。
工事関係の業務は、縁の下の力持ちのような存在であり、あまり目立たないかもしれません。 ただ、原子力発電所という国内でも数十基しかないレアな設備に携わり、数十トンの品物を吊り上げて1/100㎜の単位で機械を調整し、据付を行う経験は、とても貴重だと思います。
このような業務に興味やプライドを持つことができれば、やりがいを持って働き続けられると思います。現場作業が完了したときの達成感は、言葉に言い表せられないほどです!
大飯作業所(原子力)
Yさんの1日