溶接技術部は、溶接検査を主業務とした「溶接技術課」と溶接士資格・溶接施工法資格取得を主業務とした「千葉工場」の組織からなり、溶接に特化した部署です。
【溶接技術課・千葉工場】
溶接技術課は、溶接管理技術者2級以上の公的資格取得者であって現場経験のある社員に対して社内認定した溶接検査、千葉工場では、国の登録機関の下、溶接士資格を取得した高技能溶接士を保有しています。発電に係る溶接工事を検査員と溶接士で当社の保有する溶接施工法を使用して施工し、国の技術基準に適合した、高グレードの溶接製品をお客様に提供しています。
※溶接施工法とは、溶接方法(溶接の種類)と母材(溶剤する材料)、厚さ、熱の与え方等を定め、施工法確認試験を受け認可を得た施工法。当社は溶接施工法を80種以上持っています。
当社の係る、原子力・火力発電プラント建設工事、メンテナンス・改造工事、電機・機械据付工事において溶接作業は、すべての工事で関係し製品の一部となる重要な作業のひとつです。
溶接作業は特殊工程と言われ、外観の仕上がり状態だけでは、健全性が確認することができず、ステップごとに試験・検査を行い健全性の確認をする、いわゆるプロセスが重要視される作業で製品の溶接部の履歴がすべてわかるような仕組みとなっています。
また、当社は、2005年に「民間製品認証規格(火力)」プロセス認証を取得し国の登録審査機関のサーベイランスを毎年、更新審査を5年毎に受審して適合し資格を維持しています。この溶接プロセス活用は日本建設工業の信頼の証でお客様にとっても、国の適合検査に活用することでスムーズに確認がされるものとなっています。